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考える時間

ニュース、本、ゲームについて気になる事をひたすらに調べるブログ

実は日本では、クラフトビールの定義は決まって無い

そう、皆の心の中に、それぞれのクラフトビールがあるんだよ・・・・

 

なんて冗談はさておき

 

これは結構大きな問題でもある

友人、お客さん、家族 等々

 人にクラフトビールを勧めた時に

「クラフトビールって、普通のビールとどう違うの?」

 

そんな事を聞かれたことは無いだろうか、俺はある(妻に)

 

実は今、日本では

「クラフトビールとはコレだ!」という明確な定義は実は無いのだ

このままだと折角のクラフトビールのブームも尻すぼみになってしまうんじゃないかと

ビール業界のかなり隅っこに携わっている身として今回筆を取った次第であります。

 

ビールの定義とは?

まず、ビールの定義とは何か?から説明すると

 

実はビールと言うのは、酒税の観点から明確に定義が決められている。

 

以下のページを参考に、図で表してみた

 

ビールの豆知識|ビールの種類|ビール酒造組合

ビール・発泡酒・新ジャンルの違いを教えてください。 サントリーお客様センター

 

f:id:fyp123fyp:20170207201651p:plain

 

ビールっぽいねぇ!(因みに上に行くほど酒税が高くなるよ)

 

ビールっぽい飲料(発泡性酒類)は多々あれど

日本でビールって呼んでいい物は正確に定義されてるって事だ

 

だからたまーにある「ビール飲み放題!」っていいつつ発泡酒出してくる店は

あれってつまり・・・・・・??おっと、誰か来たようだ

 

 

で、当然ながら、この定義の区分けに

ビール、クラフトビールなんて分け方は存在しない

 

ビールはビール、それ以上でもそれ以下でもない(酒税法上は)

 

クラフトビールは何をもってクラフトビールなのか

 

 

現在、日本では法律で何をもってクラフトビールと呼んで良いのか

の定義は決まっていない

そして、どこのビール会社もクラフトビールの定義を明確に打ち出していない

 

因みにアメリカではブリュワーズ・アソシエーションという業界団体が

クラフトビールを定義している。

これは法律っていうか業界団体のガイドラインみたいなもんだね

 

The Importance of Defining Small and Independent - Brewers Association

 

それによると アメリカでクラフトビールとは、以下の条件を満たす

クラフトブルワリー(ビール製造業者)が作るビールと定義している

 

1 小規模である事 年間生産量が600万バレル以下

 

2 独立している事 他のビールメーカーや酒造メーカー等に所有されたり、コントロールされてない

 

3 伝統的であること アメリカでビールと定義されている物を作っている事

 

 

じゃ、これをそのまんま日本に持ってきたらいいじゃん

この条件を満たしているクラフトブルワリーが作っているビールを

日本でもクラフトビールって定義しようぜ!

 

って思うかもしんないけど、それは中々難しい

 

1 小規模であること 600万バレル(約70万キロリットル)

って、日本でいうと結構大規模なんだよね

ちょっと前の記事だけど、この記事によると

【新興国に翔ける】世界に水をあけられた日本のビール (1/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)

 

2014年のサントリーの生産量は75万キロリットル サッポロは65万キロリットル

 

果たしてこの2社はクラフトブルワリーなのだろうか?

日本でいうビール大手4社のうちの2社じゃん

 

ってかここら辺が小規模になるのか アメリカすげぇ!

 

2 独立している事

ちょっと前に、日本のクラフトビールブームの立役者ともいわれている

ヤッホーブルーイングがキリンと業務提携をした

ヤッホーブルーイングとキリンビール、業務提携契約締結 | 日本ビアジャーナリスト協会

 

他にも、日本のクラフトブルワリーは

観光協会や、酒造メーカーが母体だったりするから、独立を条件にするってのも

今の日本のクラフトビール界の状況にはそぐわない

 

って事で 日本には日本のクラフトビールの定義を決めた方が良いと思うんですよ

 

IPAはクラフトビールでしょ!

 

たまにそんな事を言われたりする

IPAってクラフトビールが旨い!

ヴァイツェンって(ry

ペールエールって(ry

スタウトって(ry

 

これは半分正解だし、半分間違いでもある

 

だって、大手メーカーもIPAとか販売してたしね

CRAFT SELECT <クラフトセレクト>|クラフトビール サントリー

 

あくまで ビールの中の種類としてIPAだったりスタウトだったりがあるわけで

 

IPAならクラフトだ!って言うのはちょっと違う

だけど間違いって訳でもない、なぜなら定義が決まってないから。。。

 

クラフトビールの明確な定義が日本では決まっていないから

作り手、売り手が「これはクラフトビールだ!」って言えばそれはもう

クラフトビールなのである。

 

ま、好きな酒を好きな様に飲めばいいんだよ!って思ったりもする

クラフトだろうが、無かろうが、旨いものは旨いんじゃ!!

 

因みにフルーツビールはビールですらない

 

 

独歩ビール マスカットピルス

独歩ビール マスカットピルス

 

 

これ旨いんだけど

日本の酒税法上、ビールに使っていい原料は決まっている

したがってそれ以外の原料である、マスカット果汁が入っているこれは実は

 

発泡酒なのだ

 

想像してみて欲しい

好きな女の子とバーに行って

その子は「このマスカットピルス飲んでみたい!」と言って注文した

 

そこでカッコよく

「日本の酒税法では~、だからこれは厳密に言うと発泡酒で~」

とか言ってみるんだ

 

 

 

 

 

俺がその女の子ならもう二度と会わないね

 

 

 

ま、好きな酒を好きな様に飲めばいいんだよ!って思ったりもする

ビールだろうが、無かろうが、旨いものは旨いんじゃ!!(本日2度目)

 

因みに国によってビールの定義は違うから

外国ではビールと呼ばれていても

日本では発泡酒だった なんてものは他にもあったりする。

だからどうという事はないが

クラフトビールの定義の中に「発泡酒」も入ってしまったら

なんか色々とややこしくなるんじゃないかなぁ って一人で心配している

(てか今の世の中的に酒税法上の発泡酒を「クラフトビール」として提供しているお店も結構あると思うんだよね?それがエスカレートして、店でビールに安いアルコール混ぜたやつを「オリジナルクラフトビール」って呼称して出しちゃうような悪徳店が出ない事を祈るよ。。。。) 

 

因みに因みに

フルーツビールは日本の酒税法だと発泡酒だから

フルーツ「ビール」という呼称は止めよう なーんて動きもあったりする

 

 

職人の手作りだったらクラフトビールでしょ!

 

ここら辺も定義が難しい

職人って?

手作りって?機械を使っている割合によって決まる?

独歩ビールを作っている宮下酒造はかなり手広くお酒を造っているメーカーだけど

全部手作りってわけじゃないだろうし・・・・

 

因みに、ビールじゃないけれども

アメリカ、シカゴに コーヴァル っていうクラフトディスティラリーがある

オーガニック素材で製品を作っている事をウリにしていて

クラフトウイスキーだったり、クラフトジンを作っている工場なんだけど

 

※因みに、製品は中々チャレンジングな味だ。チャレンジング それ以上でもそれ以下でもない(個人の感想です)

 

コーヴァル ドライ・ジン 47% 500ml

コーヴァル ドライ・ジン 47% 500ml

 

 

 

この紹介ページの中ごろを良く見て欲しい

スコッチモルト販売株式会社

 

全工程を蒸留器と電子機器(iPadなど)とを連動させ制御する最新の蒸留技術を可能にしました。 

 

iPadで制御してるうぅぅぅぅぅぅぅぅ

 

 

 

蒸留器だって制御できちゃうんだ!

そうiPadならね!

 

従って、手作りだろうが、最新技術をふんだんに使っていようが

クラフトにはあんまり関係が無さそうって事だ

 

良く考えたら、大手よりも生産ラインが小規模だから

クラフトブルワリーの方が最新技術に挑戦しやすい・・・・??

 


日本のクラフトビールはどうなるべきか?

 

俺は、量は飲めないがビールは好きだ

 

日本の大手メーカーのビールを飲みながら焼き鳥を食うのも好きだ

 

台湾の高雄、道路わきでニンニクで炒めたエビを食いながら台湾ビールを飲み

何を言っているかわからないけど、陽気なおっちゃんに話しかけられるのも好きだ

 

タイのプーケットで、昼間から青い海を眺め、さす様な太陽の下で飲むチャーンビールも好きだ

 

シンガポールでサテを焼く煙にまみれながら、ねっとりとした暑さの中で飲むキンキンのタイガービールは格別だ

 

スコットランドのパブで、酔った現地のおっちゃんとサッカー中継を見ながら

飲むエールビール程旨いものは無い

 

アイルランドで飲んだスタウト(ギネス)は世界最高の飲み物だ

 

※以上、ヘルシングの少佐っぽくお伝えしました

 

年々日本のビールの消費量が下がってきているとのニュースがある

そんな中、クラフトビールブームは久々に日本のビール業界に飛び込んできた

明るいニュースなのだ

 

このブームを一過性の物で終わらせず、日本に居ながら

色んな種類のビールが沢山飲めるようになれば

ビール好きとしてこんなにうれしい物は無い

 

だから、クラフトビールの定義が定まっていない事をいいことに

粗悪品が氾濫するのだけは避けたいのだ

さっきもちらっと書いたけど、定義が決まっていないから

 

店でビールに安いアルコール混ぜたやつを「オリジナルクラフトビール」って呼称して出しちゃうような悪徳店が出ないとも限らない(個人の感想です)

 

んでもってそんな店で初めて飲んだ人が

「あれ?クラフトって全然美味しくないじゃん、別にもう飲まないかな」

 

そんな事にならない様に

今こそ皆が納得する日本に合ったクラフトビールの定義が出来たらいいなぁ・・・

 

もっともっと美味しい色んなビールが世に出てくれば幸せだ!

 

そんな事を思ってる次第であります!

 

 

以上!

 

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www.kangaerujikan.com